【横ラグヒストリー】スクールの設立秘話~保土ヶ谷グラウンドがホームの理由~

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=横浜ラグビースクール創立40 周年記念誌より抜粋=

 戦後、今の保土ヶ谷グランドは自衛隊が運動場として使用し、故三橋洋二氏(県立鶴見高校
OB)が保土ヶ谷自衛隊にラグビーを教えていました。三橋氏はラグビースクール創設の夢を
描いていたところ、「実は神奈川県の行政にラグビー専門のグランドを造る構想がある」との情
報に保土ヶ谷グランドをラグビー場にしてラグビーの底辺拡大が出来ると考えたようです。
 国大ラグビー部OB で戦後の神奈川県ラグビー復興にご尽力された故増田信干氏(4 月に行
なわれる神奈川7 人制大会は氏の功績を忘れないため創設)と故小野田県協会会長が県の行政に
再三にわたり交渉し実現に近づきました。
 芦沢先生談(当時日大高校監督・元県協会理事長):昭和44 年に県協会の小野田会長から「津田
県知事との約束で保土ヶ谷にラグビー場を造ることになったが、試合をするだけではなくホー
ムグランドとして活用する組織を作るように、と要請されたので、とっさに君の名前を出して
ラグビースクールを創りますと申し上げた」とのご指示であわただしくラグビースクールを開設
することとなりました。
 当時、日本にラグビースクールはほとんど無く、東京ラグビースクール山口栄一校長のご助
言をいただき規則や指導方針などを参考にさせていただきながら、昭和45 年(1970 年)4 月29
日(昭和天皇誕生日)を創立日として発足しました。

40th_anniv_book.pdf

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